2013年2月10日日曜日

レ・ミゼラブル(映画) ☆☆☆☆☆

「ああ、無情」っていうタイトルが良くないよね、そういう本があることは知ってるけど、とても読む気にならない。

でも評価がとってもいいので映画は見てきた。

レイトショーだったから寝てしまうかなっていう微かな不安があったけど、全然眠くなんかならなかった。

細かいストーリーにはあまり納得いかなかったけど(ジャンバルジャンが「3日後に必ず戻る」とか言うのに絶対戻らなくて、それで正直者風に描かれてるところとか)、大まかなストーリーとしてはすごくおもしろかった。(マリウスとコゼットはハッピーエンドだったけど、それ以外の人は)全然救われないけどすごく一生懸命生きてて、でもエンディングはとても前向きに描かれてて感動した。エンディング良かったよ。

録音じゃなくて生歌なこととか、極端なアップが批判されてたけど、そのどっちも全然良かった!むしろそうしてくれて良かった!

セリフのすべてが歌なので、生歌にすることでちゃんとリアルな演技の感情込みの歌になってて、へたに上手すぎるよりよっぽどよかった(スタジオ録音のほうが上手というだけで、皆さん歌唱力は桁外れです)。

極端なアップも、特にアンハサウェイがI dreamed a dream歌うシーンなんてものすごい感情が伝わってきてとても良かった。アンハサウェイってあんなに演技うまかったんだなあ。

残念だったのはラッセルクロウ。2回くらいソロで歌い上げるシーンがあったけど、なんかただ歌のうまいオッサンて感じで、ソロに堪える演技じゃなかった。しかも(ラッセルクロウのせいじゃないけど)自殺するシーンで地面に当たる効果音が安っぽすぎて、全然悲しくなれなかった。


初めて「ああ、無情」に興味を持って調べてみたら、かなり壮大な話で、映画や舞台のあらすじとはけっこう違うみたい。



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